記事では、韓国のバラエティ番組「ランニングマン」出演時(地上波SBS/2023年1月29日放送回)のやりとりが引用された。それは韓国の国民的司会者であるユ・ジェソクを相手に繰り広げた会話だった。
司会者 レイさん、好きな四字熟語はありますか?
レイ 「やっぱり」(韓国語で「アムレド」)です
司会者 なぜ好きなんですか?
レイ 4文字だからです
司会者 えっ?
レイの予想外の回答に、司会者が困惑しまくる状況が大爆笑を呼んだ。メンバーのウォニョンが「レイの口癖なんです。何か決断、決定するときに『やっぱり(アムレド)こっちがいいよね?』という風にいっつもくっつける」とフォロー。この場面は、レイのキャラクターを表現する“名トーク”として韓国のK-POPファンの間で知られている。
韓国の有名キャラと似ている? ついたニックネームが…
さらに、記事は本筋たるファッションショー出演について、こう評している。
「人形のような容姿と天然な魅力で韓国人から愛されているIVEの日本人メンバー・レイがファッションショーに登場し、従来のイメージとは異なる品格と可愛らしさを見せた」
ちなみにレイは韓国で「コンスニ」というあだ名でも知られている。もともと1999年に人形として発売され、2000年代以降に子供向け教育バラエティ番組に登場する同名のキャラクター「コンスニ」に似ているということからだ。韓国の超有名キャラクターに比せられるという点からも、いかに彼女が「外国人かどうか」で見られていない点がうかがえる。
韓国語の実力はトップレベル
日本人メンバーたる彼女が、韓国の地でなぜこれほど多様な魅力を発揮することが可能なのか。それは他でもない、レイの韓国語の実力が突出しているからだ。彼女の韓国で根づいたイメージ「天然キャラ」「人形のようなかわいさ」は、その韓国語の実力の上に成り立っている。
筆者が個人的に韓国語がスゴいと思うK-POPガールズグループの日本人メンバーは、TWICEのサナ、tripleSのリンやコトネ、MADEINのマシロらだ。そういうメンバーたちと並び、レイは歴代のK-POP日本人メンバーのなかでは間違いなくトップレベルにある。
韓国語は日本語よりも母音と子音の音が多いが、レイの口の動きをみると、それを把握しているのが分かる。一つ一つの音をしっかり把握しているため、非常にスムーズに発音するのだ。若者っぽい話し方も完璧。


