近年、ロシアへの接近が欧米諸国から警戒されている、欧州最東端の国家、ジョージア。政権与党「ジョージアの夢」の創設者で、昨年末には反EU政策でロシアを利してきたことを理由に米国から経済制裁を受けたのが、ビジナ・イワニシビリ元首相(68)だ。その長男のA氏(32)が現在、東京都内に在住していることが「週刊文春」の取材で分かった。
イワニシビリ氏は、ジョージアのGDPの3分の1ともいわれる資産をもつ大富豪。A氏は昨年12月にイワニシビリ氏が経済制裁を受けた直後、ジョージアの首都トビリシに「ATU」という会社を設立、100%株主となった。これが、イワニシビリ氏による制裁逃れのための資産移転だと報じられていた。
今回、小誌が入手した不動産登記によれば、A氏は制裁直前の昨年6月、都内の超高級マンションの一室を一括購入。「購入時の市場価格は5億円から5億5000万円ほど」(不動産関係者)だという。
「シュクメルリ」大使と新宿で密会
さらに取材を進めると、A氏は都内で、日本でも著名なある人物と密会していた。駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバ氏(36)だ。
「2019年に公使兼臨時代理大使に就任すると、SNSでのコミカルな投稿が人気を博し、Xのフォロワー数は約35万人を誇る。この年、大手牛丼チェーンの松屋がジョージアの郷土料理『シュクメルリ』を新メニューとして導入すると、レジャバ氏もSNSやメディアで積極的にPRに協力しました」(国際部記者)
1月24日、レジャバ氏とA氏の姿は東京・新宿のレストランの一角にあった。そこで向かい合った2人は――。
2月5日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および2月6日(木)発売の「週刊文春」では、レジャバ氏とA氏の“密会”の様子や、知人が明かすA氏の素顔や東京での暮らしぶり、A氏が直撃取材に約10分間にわたって語ったこと、識者が懸念する日本の対応などについて詳報している。また、「週刊文春 電子版」では、A氏を直撃した際の動画も公開予定だ。

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。
※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。次のページでぜひご覧ください。