ネットがイライラしていた。先週、「日本の恥」がXのトレンドとなった。一体何事かと思ったら日米首脳会談での石破茂首相の振る舞いのことだった。
産経新聞の速報は?
次の記事を見てほしい。産経新聞の速報からもイライラが伝わってくるようだ。
『石破首相、肘掛けに腕を乗せたまま握手「だらしない」、日米首脳会談の振る舞いに批判』(産経ニュース)
石破首相はトランプ大統領とホワイトハウスで会談した際、椅子にもたれかかるように座り、肘掛けに左腕を乗せたままトランプ氏と右手で握手する映像が流れたと伝える。
《与野党や識者からは、今後の日本外交を懸念する声も上がっている。》
な、なんという非常事態だ。さらに、トランプ氏が共同記者会見を終えると石破首相と握手もしないまま会場をあとにしたということで、
《石破首相の振る舞いと、トランプ氏の対応について、日米関係を不安視する意見が出ている。》
ああ、首脳会談なんてしなきゃよかった。そう思えてくる記事だ。では他紙では日米首脳会談はどんな評価をされているのだろう。
朝日新聞、読売新聞の評価
朝日新聞の社説は「まずまずの滑り出しとなった」(2月9日)。読売新聞は「石破首相はトランプ米大統領との首脳会談で安全保障と経済分野で日米の結束が揺るぎないことを示すことに成功した」(2月9日)。産経のようなイライラはなく、とりあえずは円満に終わった感を出している。では念のために同日の産経新聞を見てみよう。何と書いていたか。