なぜ男の犯行がバレたのか?

 有希さんはそんな被害に遭っているとも知らず、目が覚めると、橋本から「駅で寝ていて無防備だったから一時的に保護した」と説明され、お礼を言って退出した。そんな女性たちが数百人もいたのだ。

 逮捕のきっかけとなる大崎紀代子さん(当時28)も、そんな手口によって毒牙にかけられた一人だった。

 前夜から知人と飲み会を開いていた紀代子さんは、明け方に自宅に戻る途中、電車内で眠りこけてしまった。そこへ近付いてきた橋本に「大丈夫ですか?」と声を掛けられ、「酔い止めの薬」を飲まされた。

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写真はイメージ ©getty

 そこから先の記憶はないが、橋本はいつもの要領で自宅に運び入れ、全裸にしたあげく、胸を揉んだり、膣に指を入れたりして、デジカメで撮影。キスをしながら、ペニスを握らせてマスターベーションを手伝わせるというわいせつ行為に及んでいた。

次の記事に続く 《懲役15年》酔いつぶれた女性をさらって服を脱がせて無理やり…逮捕後に33歳男性が残した“恐るべき言葉”「このままだと、必ず再犯する」(2016年の事件)

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