「小学校で牛乳7本飲んでいた」尋常じゃない食欲だった小学生時代
――姉妹の中ではたけべさんがダントツで背が高いですが、お姉さんと比べて何か違いを感じたことは?
たけべ 食欲ですね。とにかく、私と弟の食欲が姉3人と比較して尋常じゃなかったんです。朝に大盛り2膳のご飯とおかずをしっかり食べても、学校に着く頃にはもうお腹が空いていて。なので、中学時代は手のひらに塩を出してなめていたこともあります。
当時、仮説として考えていたのは、学校まで10分歩いたことで摂取カロリーを全部消化してしまっているし、なんならご飯を食べる顎の咀嚼運動でもお腹が空いてしまうのではないか、と。食べることでまたお腹が空く感じだったので、ずっとグーグーお腹が鳴っているような状況でした。
――給食もおかわりは当然?
たけべ はい。小学校時代は、自分のクラスの給食のおかわりがなくなると、隣の教室の余っているご飯をおかわりしに行くぐらい食べていました。それを弟もやってたんで、学校では“給食食べ尽くし姉弟”で通ってました(笑)。
――親としては助かりますよね。
たけべ それは間違いないですね。牛乳7本とか飲んで帰ってくるんで、「同じ給食費なのにありがたいわ~」っていつも言っていました。
実家の炊飯器は7合炊きだったんですけど、ご飯第一陣、第二陣みたいなかたちで一日に何回もご飯を炊くので、すぐ炊飯器がダメになってしまって。我が家で炊飯器は消耗品でした。
小6で160cm→中学卒業時には177cmに成長
――好き嫌いもなかったですか。
たけべ 親が厳しくて、「食事を食べ終わったら立ち上がってヨシ」みたいなシステムだったんで、好きも嫌いもない感じで。嫌いなものも必ず食べるようにしていたら、こんなに大きくなりました(笑)。
――小学校6年生の時点で160cmということでしたが、身長が伸び出したタイミングは?
たけべ 中学に入学してから1年に5cmずつぐらいポンポンポンと伸びて、中学卒業時に177cmぐらいでした。
で、そこから29歳まで伸び続けたんですよね。毎年2ミリぐらいずつじわじわ伸び続けて、29歳で178cmちょっとになって完全に止まったと思います。
――成長痛はありましたか。
たけべ 成長痛とは違うんですけど、毎日耐えがたい睡魔に襲われていました。授業中うとうとしちゃうんで、さすがにこれは良くないと、部活が終わって家へ帰ったら最速でご飯とお風呂を済ませてすぐお布団に入っていたんです。
だから中学生なのに20時には寝て、睡眠時間を稼いで授業中寝ないように頑張ったんですけど、それでも耐えられない眠気が襲ってしまうという。
そんな感じだったので、中学時代はあんまり成績はよろしくなかったですね。空腹で苦しんでるか、それでなければ寝てばっかりだったんで(笑)。