「お姉さんひま?」「待った?」歌舞伎町でナンパされたときの対処法

――先ほど会社のトイレで驚かれたと話していましたが、日常生活ではトイレで驚かれたりしませんか。

りんりん ときどき、びっくりさせちゃうことはあります。当たり前のことですが男性用トイレのみを使うので、ボクを見て「女子トイレと間違えたかな」と慌てる人もいて。そういうときは「男でーす」って言うようにしています。そうすると、相手もホッとするので。女性だと勘違いされているかなって感じたら、できるだけ声を出す。

 

――女性と思われて、男性から声をかけられることもありそうですよね。

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りんりん 新宿の歌舞伎町などではよく声をかけられます。ホストのキャッチから「初回どうですか」って。

 ナンパされることも多々ありますね。すれ違った男性が、ボクの顔や容姿を一度確認してからくるっと回って後ろからついてくるんです。「お姉さんひま?」「待った?」と声をかけてくるので、ボクは黙ったまましばらく引っ張って泳がせる。

 10メートルくらいついて来たところで「男だけど」と言い放ちます。そうすれば、だいたい撃退できますね。

「ボクのお尻を触ってました」電車で座って寝ていたら、おじさんに痴漢された

――男性から嫌なことをされるようなことも?

りんりん 電車内で、1回だけあります。そのときかなり疲れていて、一番端っこの席に座って寝てたんです。そしたら、車内はガラガラで人がいないのに、おじさんが突然横に座ってきて。

 ボクはしばらくうとうとしていたんですけど、お尻に違和感があったので、起きて見てみたら、おじさんがボクのお尻を触ってました。

 

――痴漢じゃないですか。

りんりん でもそのときすごく疲れていたので、「早くどっか行かないかな」と思いながらまた寝ちゃったんですよ。終点で起きたら、おじさんはいなくなってました。

 もちろん疲れてなかったら声を上げてましたけど、そのときは何か言うのも面倒なくらい眠気がすごかったんです。

撮影=深野未季/文藝春秋

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