3月3日、成年にあたって初めての記者会見に臨まれた秋篠宮家の長男・悠仁さま(18)。民法の改正で成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたため、これまでの皇族よりも2年早い会見となった。

 約34年間の長きにわたり秋篠宮さまと交流を重ね、著書『秋篠宮』(2022年/小学館)ではその貴重な肉声をつづった、ジャーナリストの江森敬治氏が会見への受け止めを寄稿した。(全2回の1回目/続きを読む)

悠仁さま ©時事通信社

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家族の性格について尋ねられた悠仁さまは…

 秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまが3月3日、東京・元赤坂の赤坂東邸で初めて記者会見を行った。筑波大学附属高校3年生の悠仁さまは、昨年9月6日の誕生日で18歳となり、成年皇族の仲間入りをした。

 しかし、大学受験を控えるなど学業との兼ね合いから成年会見は延期されていた。茨城県つくば市にある筑波大学生命環境学群生物学類に合格し、この春から筑波大学生となることが決まったこともあり、この日の記者会見となった。

 スーツにネクタイ姿の悠仁さまは、やや緊張した様子で記者会見場に姿を見せた。実際ご自身の性格について問われた際には、「様々な場面で緊張してしまうところがあるように思います」「皆様とお話をしていましても緊張しております」と笑顔を見せながら答えている。

2025年3月3日、ご成年にあたり記者会見に臨まれる悠仁さま 宮内庁提供

「気難しい一面がある一方で、ときには冗談を」

 記者から、「ご両親、姉の小室眞子さん、佳子さまはそれぞれどのような性格で、悠仁さまにとってどのような存在でしょうか」などと尋ねられた悠仁さまは、次のように答えた。

「家族の性格についてですが、性格を一言で表すのは難しいので、いくつかエピソードを御紹介しようと思います。まず父は、植物に気を掛けたり、ほこりがたまっているところの掃除をこまめにしたりと几帳面でまめな一面があると思います。ときには、卵料理を作ってくれることもあり、そのかたさにこだわるなど、そのような一面をかいま見ます。気難しい一面がある一方で、ときには、家族で話しているときに冗談を言って楽しませてくれることもあります」