3月3日、秋篠宮家の長男・悠仁さま(18)が成年にあたり初の記者会見に臨まれた。

 13年前には長女の小室眞子さん(33)、10年前には次女の佳子さま(30)がそれぞれ20歳を前に会見をされている。会見でのご発言を比較して見えた、姉弟の“ちがい”とは?

 約34年間の長きにわたり秋篠宮さまと交流を重ね、著書『秋篠宮』(2022年/小学館)ではその貴重な肉声をつづった、ジャーナリストの江森敬治氏が寄稿した。(全2回の2回目/はじめから読む)

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眞子さま(当時)と佳子さま ©JMPA

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大学進学で希望を叶えた佳子さま

 秋篠宮ご夫妻の次女で悠仁さまの姉、佳子さまは2013年3月、学習院女子高等科を卒業し同年4月、東京都豊島区にある学習院大学に内部進学した。しかし、翌2014年夏に学習院大学を中退した。その後、国際基督教大学(ICU)のAO入試に合格し、2015年4月、東京都三鷹市にあるICUに入学している。

 佳子さまは2014年12月29日の誕生日で20歳となり、成年皇族の仲間入りをしたが、まだ、ICU入学前という微妙な時期での成年会見となった。記者たちから「新たな学びの場としてICUを選ばれた理由と(略)学習院大学中退を決めた理由と(略)併せてお聞かせください」などと質問され、次のように答えた。

2013年、学習院女子高等科卒業式での佳子さま ©JMPA

「私は幼稚園から高校まで学習院に通っており、限られた一つの環境しか経験できていないと感じることが多くございました。そのため、中学のころから別の大学に行きたいと考えるようになり、受験いたしましたが不合格となったため、内部進学で学習院に進学いたしました。

 入学したからにはきちんと卒業するべきだという考えもございましたが、学生生活を送る中でやはり別の環境で学びたいという思いがあったことと、先ほどお話しいたしましたように、ICUで学びたいという思いがあり、退学いたしました」