大手塾「日能研」の集計によると、2025年の中学入試における首都圏の受験者数は6万2200人。前年から3400人減少という結果になった。しかし、これは過去5番目に多い人数であり、ピークの2023年から高止まりが続いている。 

 今年から始まる公立高校の授業料無償化(私立は来年から支援金の所得制限を撤廃して上限額を引き上げる)の影響もあり、私立の中高一貫校を目指す中学受験の人気は、衰えないとみられる。

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 その最中、注目の大手塾の2025年の合格者数がまとまってきた。

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“絶対王者”サピックスの合格者が127人減

 小誌は、男女の「御三家」(男子は開成、麻布、武蔵、女子は桜蔭、女子学院、雙葉)や男子の「御三卿」(早稲田、駒場東邦、海城)、女子の「新御三家」(豊島岡女子学園、吉祥女子、鷗友学園女子)など人気の難関校の合格実績を集計。

 その結果、中学受験界の“絶対王者”であるサピックスの御三家・御三卿・新御三家の合格者数が前年から合計127人も減少したことが分かった。

 中学受験に詳しい森上教育研究所代表の森上展安氏は「象徴的な出来事であるのは間違いない」と語るなど教育関係者の間に衝撃が走っている。

サピックス公式HPより

 3月12日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および3月13日(木)発売の「週刊文春」では、サピックス、早稲田アカデミー、日能研の3校の2024年と2025年の主要難関校の入試合格実績の一覧表や専門家による詳しい解説を報じている。

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