2/2ページ目
この記事を1ページ目から読む
角刈り・サングラスになった理由は…
阿川 桜井さんのサングラスはいつからなんですか。
桜井 研ナオコさんのバックをやってた76年くらいからですね。3人後ろにいるなら何か個性があったほうがいいかと思って。で、ヒゲも生やしたり。あと、角刈りにもしました。
阿川 なぜ角刈りに？
桜井 高見沢が「バンドのためだ」って言うから。
坂崎 バンドのために角刈りになれって言うやついないよ（笑）。
高見沢 桜井の家に泊めてもらった時、『週刊TVガイド』の表紙にあった『西部警察』の渡（哲也）さんを見て、かっこいいなと。渋谷で飲み歩いてた時、髪が長いと「よう、お姉ちゃん」って酔っ払いにからかわれるのが嫌で。
桜井 それが原因なんです。なのに「俺達は個性を作んなきゃいけない。みんな同じじゃつまんないだろ」と説得されて。原宿の床屋に連れて行かれたんですが、原宿の床屋は角刈りなんかやったことないんですよ。
阿川 そりゃそうだ（笑）。
桜井 「本当にいいんですね？」って何回も聞かれて。耳にやたらベビーパウダーをかけてくるから、なんでか理由を聞いたら、「すみません、耳切っちゃって血が止まんなくて」って（笑）。そしたら、鏡の向こうでね、ガードレールに腰かけた高見沢が俺のこと見て笑ってんのよ。
高見沢 笑ってないよ！
桜井 その2日後、部屋の掃除に来た高見沢のお袋さんが俺を見て「どうしたの！」って驚いてたな。
◇ ◇ ◇
現在配信中の『週刊文春 電子版』および3月13日発売の『週刊文春』では、THE ALFEEの3人が和気藹々と阿川佐和子との対談に臨んだ。メンバーが語ったデビューまでの道のりや、高見沢が語る作詞・作曲法、そして3人の絆について読むことができる。
