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十束 私、アイドルになって、ファンの方と出会って、一生分幸せにしてもらったんですよ。もともとひねくれている性格だったのに「人のために何かしてあげたい。これからは私がみんなを幸せにするぞ」という気持ちが生まれました。それでキャリアコンサルタントになったわけですし、アイドルになっていなかったら、今と同じ選択はひとつもしていないと思います。自分のための人生っていうのは、フィロのスを卒業した時点で一旦終わったのかなと。
アイドルになるまでは「くすぶりゴリラ」
――アイドルになるまでは、ひねくれていたんですか？
十束 中学高校と全く馴染めなくて、修学旅行、体育祭、文化祭と記憶がないんですよ（笑）。本当に、くすぶっていましたね～……。
――ご自身のことを「ひねくれている」や「くすぶっている」と表現されますが、一方で「やるしかない」的な根性にあふれていますよね。精神の根っこが体育会系というかゴリラ的というか……。
十束 あはは！ くすぶっているけどゴリラです！ 小さいときから少年ジャンプの漫画やアニメに触れてきたので、「戦ってなんぼ。立ち上がってなんぼ」みたいな精神が礎になっているのかもしれません。
――最後に、今後の目標を教えてください。
十束 今はまだ何かひとつのことを頑張るのが美徳とされる時代ですが、私はこれからもパラレルキャリア（複数の仕事や活動に取り組むキャリアのこと）を歩んでいきたいです。過去のキャリアに支えられて今の自分があるわけですし、ひとつひとつの肩書をさらに磨きつつ、もっとたくさんの肩書も身につけていけたらと思います。生涯をかけてキャリアやメンタルのサポートをしていくために、これからも学びを深めて自己研鑽していきたいですね。
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