――それはびっくりしますよね。

小娘 詳しく検査したら、手術が必要な状態だって分かったんです。「まさか私が?」と思ったけど、症状が出る前に早期発見できたから、今はとっても元気です。

 バンライフをしていなかったら、かかりつけ以外の病院に行く機会はなかったし、そしたら検査を勧められることもなかったかもしれない。つまり、病気を見つけられなかったかもしれないと思うと……。

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――バンライフをしていて、本当によかったですね。

小娘 病院での検査や人間ドックなどもやらなければいけないと思いつつ、バンライフをしていると同じ場所に数週間滞在することが難しかったりして、なかなかできない状況でした。

 でもその三重の産婦人科の先生がすごく親切な方で、私の身体のことを真剣に考えて検査を勧めてくれたから、「受けたほうがいいかも」と思えたんです。そしたら、病気が見つかった。

 その先生に限らず、バンライフでいろんな土地に行くたびに、素敵な出会いがあるんですよ。

るいぱち 車だと行動範囲が広いから、想像もしないような出会いがある。それもバンライフの醍醐味の1つです。

小娘さんとるいぱちさん。子宮頸がんの治療のために入院した(写真=小娘さんのXより)

24時間365日一緒にいるからこそ「切り替えが早くなった」

――バンライフの魅力がすごく伝わってきました。一方、バンライフならではの難しさはあるでしょうか。例えば、24時間365日一緒にいるとなると、喧嘩したときに気まずいとか。

小娘 めちゃくちゃ喧嘩しますけど、私は切り替えが早いので大丈夫です(笑)。

るいぱち だいたい二人とも、寝たら忘れますね。遅くても翌朝には、自然と仲直りしています。

――お互いにもともと切り替えが早い性格だから、4年間もバンライフを続けられているのでしょうか?

るいぱち それよりも、「狭い空間に24時間365日一緒にいるから、二人とも切り替えが早くなった」という方が近いかもしれません。当たり前ですけど僕たちは人間だから、ムカつきもするし、イラっとすることもあります。でも、生きてる時間は限られているから、モヤモヤした気持ちを引きずりたくないって気持ちが大きくて。

小娘 24時間365日一緒にいるから、遠慮しているといつか我慢の限界が来るんですよ。

 でも私は、るいぱちとずっと一緒にいたいし、この生活を続けたい。そのためにも言いたいことは我慢しないし、激しい喧嘩もしょっちゅうします。

るいぱち どんなに激しい喧嘩でも、「二人でこれからも仲良く過ごすための話し合いだ」とお互いに分かっているから、少し時間が経てば自然と仲直りできるのかも。

 ちなみに最近は、僕から「ごめん」と謝って、小娘が「待ってました」と言わんばかりにすり寄ってくるのが仲直りの定番です(笑)。

写真提供=バンライフ狂

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