アメリカンスクールバスをキャンピングカーに改造して日本一周の旅に出た、「HAPPY CARAVAN」のコージ(42)とさあや(35)。
そんなふたりに、500日にわたる車中泊生活の辛さ、アメリカンスクールバスゆえに生じたハプニング、旅を通じて変わった考え方などについて、話を聞いた。(全2回の2回目/1回目から続く)
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カップルでも夫婦でもないふたりが日本一周の旅に出発
――さあやさんが「付き合っていない男性とふたりで生活するわけですから、親には話をしておかないと思って」とおっしゃっていましたが、おふたりはカップルではない?
さあや ではないです。
コージ あるYouTubeチャンネルで共演して、そこで意気投合して仲良しになったんです。恋愛感情とか、そういうのはないんですよね。
――約500日を掛けて、アメリカンスクールバスで日本を一周したわけですけど、なにかしらトラブルって起きますよね?
コージ “古いアメ車あるある”になるんですけど、出発して10日、150キロあたりで止まりましたね。神奈川から群馬まで行って、群馬サファリパークに入って。そこを出て富岡製糸場に向かう途中で、エンジンが焼き付いて止まりましたね。
さあや スピードを出したら、ダメになっちゃって。
コージ 修理してもらってからわかったんですけど、エンジンブロックが割れていて、エンジンオイルがどんどん漏れていて。エンジンオイルがカラッカラになった状態で走ったことで、エンジンが焼き付くみたいな。
まあ、買った当初から壊れてましたから。川崎港に届いた時点で、エンジンがかからないみたいな。セルモーターがダメになってたので、車屋さんを呼んでその場で交換してもらいました。
パーツを海外から輸入、修理に1年を費やす
――群馬での故障は、どう対処を。
コージ あまりに邪魔なところでエンジンが止まったんで、地元の方たちにも手伝ってもらって交通量の少ない路肩のほうまで寄せて。そこで一夜を過ごしました。で、警察が来てくれたので、事情を話してレッカー移動してもらって。
さあや そのまま車に泊まれるので、そこは助かったね。
コージ でも、修理に1年かかって。