小6でFカップ…保護者や同級生、上級生たちの反応は
――そこからも胸の成長は止まらなかったそうですね。
ももせ 小6でFカップとかありました。小学校の時は、同級生というよりもその保護者の方によく反応されました。
臨海学校や修学旅行とかで私服で集まる時ってあるじゃないですか。オフショルダーの服が流行ってた時で、周りの女の子は半分肩出しとか両方肩を出した服を着ている子が多くて。私もそういう服を着ていたんですが、胸が強調されると思ったのか保護者のお母さんたちに「そんなに体を強調するもんじゃない」と言われたのをすごく覚えてます。
「周りのみんなも着てるのに、なんで私だけ言われんねやろ」みたいに思ってたんですけど、理由は薄っすらわかったので「あんま人前でこういうのは着いひんほうがいいのかな」って思ってました。
――体育の時間になると走るのを見学しに来られたって話も聞きました。
ももせ あっはは（笑）。でもそれは上級生の子たちですね。小学校の同級生の子たちは本当にいい子で、どっちかというと私の胸の話は触れたらあかんタブーみたいになってました。どう接していいかわからないみたいな。当時は輪ゴム飛ばしとかが流行ってたんですけど、他の女の子の体に輪ゴムが留まったら何も言わずに取るのに、私の時だけ男の子が他の女の子に「なあ、あの輪ゴム、ちょっと取ってきて」みたいに頼んでました。
そういう変な特別扱いみたいなのはあったんですけど、だからこそメンタルが平気だったというか、ありがたかったなって今になって思いますね。
――ももせさんご自身は周りの子との違いは気にはなっていたんですか。
ももせ 小3で初めてブラジャーをつけた時は私しかいなかったので、すごく嫌でした。スポーツブラもあんまりしている子はいなかったので。
中学校くらいからみんなもブラジャーをつけるようになるんですけど、私は体育で着替える際にブラジャーを女の子に見られるのも嫌で。トイレで着替えてみたり。でもやっぱり体操服の上からでも透けたりするので、体育の日こそしなきゃいけないのに、体育の日だけブラジャーせんと学校に行ったり。
――その選択はかなり危険では？
ももせ そうなんですよ（苦笑）。学校の先生にも「なんでブラジャーしてないの？」って言われたりして。それでもブラジャーをしているのを見られるのが嫌で、胸の先に絆創膏を貼ってみたりとか。そのくらい嫌でした。
