〈あらすじ〉
ミッキー(ロバート・パティンソン)は失敗続きの人生をやり直すべく地球を脱出。契約書をよく読まずにサインした宇宙での仕事は、危険な任務で命を落としても何度でも再生する“使い捨ての労働者”だった。
そうして未開拓の惑星に辿り着いたミッキーは、現在、人生17回目。ある日、調査中に氷原の隙間に滑落してしまい、奇跡的に宇宙船に生還すると、18人目のミッキーが手違いで複製されていた。重複存在が知られると双方とも抹殺されるため、2人は秘密を共有しつつ、自分たちを好きなように使ってきた独裁者ケネス(マーク・ラファロ)とその妻イルファ(トニ・コレット)への反撃を開始する。
〈解説〉
『パラサイト 半地下の家族』に続く、ポン・ジュノ脚本・監督作。137分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★★☆とんでもない奇想の物語。いくら何でもその設定は……と思いながらも、しっかり乗せられた。ポン・ジュノ監督、さすが。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★★☆SF的な作品よりもリアリズムで押す作品のほうが光る監督だが、力量はさすが。資本主義に対する根源的な嫌悪が痛烈。
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斎藤綾子(作家)
★★★★☆再生可能な人間だから想像通りの展開だが、命を粗末にする場面が恐ろしい。死に損ないの17号に秘められた能力は?
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森直人(映画評論家)
★★★☆☆英語作品だと二軍のポン・ジュノになる歯がゆさ。地力は当然高いが既視感や自己模倣が目立ち、総合的には普通の佳作。
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洞口依子(女優)
★★★★☆過去のポン・ジュノ作品が好みだったらこのコメディSFディストピアはウケる。風刺にもっと刃があってもよかったかも。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
配給:ワーナー・ブラザース映画
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ミッキー17(米)
3月28日(金)より全国公開
https://wwws.warnerbros.co.jp/mickey17/index.html



