月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」の中で、2025年3月に最も読まれた5本の記事を紹介します。

①太田啓之「『おう、また当たった!』敵艦に弾が命中すると大喜び 『坂の上の雲』真の主役・東郷平八郎の“神格化”と実像」(2025年2月23日配信)

司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の主要登場人物の一人が東郷平八郎。日本海海戦における東郷は、小説ではとにかく「かっこいい」存在ですが、司馬自身は作中における東郷は現実との「ずれ」があり、そこに葛藤を覚えていたといいます。2月にドラマ版『坂の上の雲』がNHKで再放送されたことを受け、注目を集めた本記事がベストワンになりました。

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②岩本さゆみ「トランプ大統領 次の獲物は日本の消費税〈投資家必読!〉」(2025年3月9日配信)

世界を戦々恐々とさせている、トランプ政権の「米国第一主義」にもとづく経済政策。元為替ディーラー・経済評論家の岩本さゆみ氏は、そこに一貫した論理が現れていることに着目します。南北戦争にまで時間をさかのぼり、米国史の中に見受けられる伝統的な経済思想を軸に、今後の世界経済の行方を読み解いていきます。

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③「日産・社外取の思惑、魚谷氏のコンサル人脈、農林中金の退職金は、ヤマダ3人目の後継」〈2025年3月9日配信〉

「丸の内コンフィデンシャル」の最新回では、ホンダと日産自動車の経営統合が決裂した背景、資生堂の深刻な経営不振、農林中央金庫の理事長交代と退職金の問題、家電量販最大手のヤマダホールディングスの後継者問題について深堀りしました。

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④大西康之「日産・ホンダはなぜ決裂したのか? 自動車野郎がいない日産エリート」〈2025年3月9日〉

ジャーナリストの大西康之氏は、日産自動車とホンダの経営統合協議が打ち切られたことに「既視感があった」と語ります。本記事では、ドイツのダイムラー・クライスラー(現メルセデス・ベンツグループ)との破綻やカルロス・ゴーンの功罪などを通して、日産という会社の特色を考察していきます。

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⑤梶栗正義「統一教会と自民党 すべてを知る男の告白」〈2025年3月9日配信〉

旧統一教会の政治団体「国際勝共連合」会長の梶栗正義氏。石戸諭氏によるインタビューでは、旧統一教会と政治の関係について、安倍晋三元首相をはじめとしたさまざまな政界の重鎮とのエピソードを軸に語りました。旧統一教会と自民党との「癒着」の実態とは?

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