任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch2(ニンテンドースイッチ2)」が6月5日に発売されます。価格は4万9980円(日本語・国内専用バージョン)。世界各地の体験会を経て、任天堂のゲーム機としては約8年ぶりに登場するわけです。今後の注目は、スイッチ2が「どのくらい売れるか?」ですが、その際に注目すべき三つのポイントを挙げます。

 

抽選に応募しない多数派の動向がカギ

 「スイッチ2」の価格ですが、世界的にインフレ基調であること、機器の性能アップ、何より「日本優遇」の色合いが強いこともあり、概ね歓迎されている流れにあります。ただしやむを得ない事情があるにせよ、従来の任天堂のゲーム機と比較すると、高い価格なのは事実。スイッチ2の抽選に応募しない多数派(ミドル・ライトユーザー)の動向がカギで、スイッチからの“買い替え”を順調にしてくれるかです。

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 ポイントの一つ目は、スイッチ2の初年度(2026年3月期)の出荷計画台数で、任天堂が従来と同じく決算発表で開示してくるでしょう。スイッチの後継機だけに最初は飛ぶように売れるでしょうが、その勢いが持続して、最大商戦期の年末も売れ行きが伸び、初年度で出荷計画台数に到達するか。そこがカギです。