任天堂は2025年1月16日、次世代機「Nintendo Switch 2」を発表した。多くの人々が待ち望んでいた新型ゲーム機だけあって、界隈は大いに盛り上がっているが、同時に不安を感じるファンもいるようだ。
かくいう筆者は「現段階ではなんともいえない」といったところで、今回の発表自体は気持ちが大きく盛り上がるようなものではなかった。事前にリークされた情報以上の発表がなかったのも大きいが、過去の任天堂新ハードの躓きがつい頭をよぎってしまうのだ。
Nintendo Switchは全世界で1億4604万台も売り上げており、まさしく大ヒットゲーム機といえよう。とはいえ任天堂も必ず当たるゲーム機を出せるわけでもなく、というよりむしろ、近年の場合はヒットしたハードの次世代機は売上がしぼみがちである。
例えば、ニンテンドーDSは1億5402万台も売れたが、その後のニンテンドー3DSは7594万台に留まっている。1億163万台売れたWiiに至っては、後継機となるWii Uが1356万台しか売れていない。Wii Uは失敗したといってもいい部類だろう。
もちろん近年そういう傾向だからといって、Nintendo Switch 2も同じ轍を踏むとは限らない。何より任天堂自身も十分に気をつけているはずだ。しかし、それでも期待の裏に一抹の不安が残るのである。