「決して監獄の中から出てこないでほしい」
「娘が何度も撃たれたことは知っていたが、ヤツの口から銃口を娘の胸に当てて引き金を引いたのだと聞いて…本当に残酷だ。そう、私はニコラスなどと絶対に名前で呼ばない。ヤツだ。ヤツと同じ部屋にいるのは本当に苦しかった。二度と顔も見たくないし、決して監獄の中から出てこないでほしい」
事件からちょうど6年が経過した2024年2月14日には、16歳の娘アリッサを亡くした母親のロリ・アルハデフがABCニュースのインタビューに応え、現在の心情を語った。
「娘はサッカー部で活躍しており、将来はアメリカ代表になることを夢見ていました。向上心とリーダーシップがあり、本当に自慢の子供でした。苦しみは今も少しも消えていません。私が祈るのは、同じ苦しみを他の親に体験してほしくないということだけです」
果たして、大切な我が子を無惨に奪われた彼らに癒しの日が来ることはあるのだろうか。ちなみに、アメリカの学校での銃乱射事件はその後も収まることはなく、M・S・ダグラス高校での事件の3ヶ月後の2018年5月にテキサス州のサンタ・フェ高校で17歳の在校生が10人を射殺、2022年5月には同州ユバルデ市内のロブ小学校に18歳の男が侵入し銃を乱射、児童19人と教員2人を殺害している。
その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。