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これからもし私にも“中年の危機”(ミッドライフ・クライシス)がやってきたとしても、くじけず! めげずに! 私も、私自身を研究しよう」
彼女がこれを書いたのは3年前だから、今が中年の危機の真っただ中である。
この中で彼女は、「マスコミもパパラッチも大嫌いだし、週刊誌の記者もワイドショーも苦手だ」とも書いている。
広末という女性は、芸能界というドロドロした人間関係や魑魅魍魎の徘徊する世界に住むのには、神経が繊細すぎるのではないか。
芸能界にはびこる不条理に耐えられず、時々神経が悲鳴を上げ、暴走してしまうのではないか。彼女はこれを機に、芸能界を引退することを考えたほうがいいと、私は思っている。
そうしなければ、このまま行きつくところは“自己破壊”ということになりかねないのではないか。私はそれを危惧している。
元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。
