品薄だった時期に比べてスーパーなどで容易に手に入るようになった上、着払いでは割高になってしまうためだろう。なかなか売れないためか、値下げをしているものも多くなっている。
メルカリでコメを検索すると、「米の流通状況に関して、政府・行政機関の発表をご確認いただき、販売や購入については冷静なご対応をお願いいたします」と表示され、農林水産省の「令和6年度 米の流通状況について」の更新情報にリンク、注意を喚起する状態となっている。
転売されているコメ、買って大丈夫?
今年1月、茨城県結城市にあるJAの直売所に、玄米3トンを購入しようとする外国人客が訪れた。店は転売目的と考え、販売を断ったという。
見知らぬ外国人が、飲食店にコメを売りに来たという話も聞いたことがある。飲食店は米屋や食料品の卸業者に年間を通して依頼しており、その外国人からは購入しなかったようだが、転売目的で購入したコメだったと見て間違いないだろう。
転売で購入した場合、コメの品質については保証されない点には注意が必要だ。コメは生鮮食品であり、温度管理などを徹底しなければ品質が落ちてしまう。暖かくなってきたことで、コクゾウムシなどの害虫がわくことも心配される。
出所が信頼できないコメは、安いというだけで手を出すには非常にリスクが高いのだ。
使用済みドジャースチケットが1万5000円
今年3月18、19日には、6年ぶりの日本公式戦となるMLBドジャース対カブスの試合が東京ドームで行われた。ドジャース大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、カブス今永昇太、鈴木誠也という日本人選手5人が集結するため大きな注目を集め、プラチナチケットとなった。
入手困難となった結果、チケット転売サイトである「チケット流通センター」「チケジャム」などでは、バックネット裏の指定席のチケット(定価6万円)が150万円以上の値で出品されるなど、高額転売が話題となった。
ではメルカリではどうなっているかというと、何とこの時の開幕戦使用済みチケットが販売されている。SSS席の使用済みチケットは、1万5000円で売れていた。現地で試合を観られなかったファンが、使用済みでもチケットを入手してコレクションしようというのだろうか。