「一軒家を借りたんです」夫婦でも、恋人でもない2人が同棲生活を始めた経緯
――そこでの仕事よりも、ちゅきめろでぃのマネージャーのほうが勝った。
まねた やっぱり、人柄に惹かれたとしか言いようがないですね。僕って、なにかをやってみても「もうダメだ」とか「しょうがないよね」といって、簡単にあきらめちゃう人間で。
でも彼女は、「推して参る」というか、一度やると決めたらまったくあきらめずに進んでいく。それをずっと続けてきたのが、すごいなと。自分よりはるかに年下なのに、すごくしっかりした考えを持っている人で、人間として本当にできているなと思ったんです。それで、こちらも本気で応援したくなったんですね。
――同棲の経緯は。
ちゅきめろでぃ 2021年4月にリアルで会ったとき、マネージャーの話になって。すぐに仕事を辞めて、名古屋に越してくるわけにもいかないので、「じゃあ、夏に」と約束して。夏になって、まねた君が名古屋に来て、1LDKくらいの部屋を借りて。
それでやってたんですけど、2022年を過ぎてから「もっと仕事に注力しよう」と気合を入れて。そうはいっても、動画撮影とかをやるにしては家がちょっと狭いなと感じて。
あと、生活するにはなにかと不便なところに家があったので、引っ越そうと。だったら大きい家にしようと、名古屋駅に歩いていける距離にある一軒家を借りたんですよ。
「お互い駆け落ちみたいになってて面白かったですね(笑)」
――どれくらいの大きさ?
ちゅきめろでぃ 3階建ての3LDKなんですけど、出張で家を空けることが多かったんですよ。「せっかく一軒家を借りたのに、空けるのはもったいないな」って。それでまねた君に「1階の部屋を使っていいよ。2世帯住宅じゃないけど、そういう住み方でいけるくない?」って言ったら「エッ、いいんすか」って即答でしたね。
――退社、移住、同棲と、小気味よく話が進んでいますけど、まねたさんは家族になにか言われませんでしたか? 45歳で大手を辞めて、「インフルエンサーのマネージャーになる」と名古屋に行ってしまったわけですから。
まねた まあ、勘当です。でも、40なかばだったんでね。親がどうこうっていうのも。
ちゅきめろでぃ 私も母親と大ゲンカして縁を切られた状態になっていたので、ふたり揃って勘当というか。だから、お互い駆け落ちみたいになってて面白かったですね(笑)。テンション上がりましたね、逆に(笑)。
撮影=志水隆/文藝春秋
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