かつて50回以上、「乱交パーティー」に参加したセクシー女優の水谷梨明日さん。いったいそこではどんなルールで、どんなことがなされるのか? 文筆家の寺井広樹氏の『高学歴AV女優』(彩図社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/つづきを読む)
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頑張り過ぎがたたり、うつで休学して帰国
――アメリカの大学は3年で休学されているんですよね。
水谷 休学したのは、過労でうつと診断されたのが直接的な理由でした。大学生活を楽しんではいたのですが、勉強と遊びに頑張り過ぎてエネルギーが枯渇したみたいです。自殺未遂してヘリコプターで運ばれたり、アメリカの精神閉鎖病棟に入院したりして大変でした。両親が泣きながらアメリカまで迎えに来てくれ、超高い医療費にビックリしたりして、本当にいろいろありました。濃厚過ぎて語りきれないので、いつかまた(笑)。今も休学したままで、いつか復学したいとは思っています。
――大変でしたね。
水谷 そんなことになってしまったのは、優等生だった自分にとってアイデンティティクライシスだったのですが、そんなときでもエロのやさしい世界に癒されました。基本的に学歴や職歴を語らずに裸で戯れる匿名性の高いエロの世界で、「君、面白いね~」と言ってくれる面白い人たちと仲よくなれたことで、別に学校の成績がよかったり、理想の仕事についていたりしなくても、「私は面白い人間なんだな」と思えるきっかけになりました。
――それで帰国されて、慶應の商学部に入り直されたんですね。日本でも乱交パーティーに参加されたそうですが、それはいつ? どうやって探したんですか。
