タレントの“しょこたん”こと中川翔子が誕生日である去る5月5日、第1子の妊娠と、新事務所「miracle(ミラクル)」の設立を公式サイトで発表した。これまで所属してきたワタナベエンターテインメントとは業務提携を続けるという。同日に行ったバースデーライブでは新しい命を授かったことをファンに直接報告し、祝福された。

中川翔子〔2009年撮影〕 ©文藝春秋

 中川はある時期から毎年誕生日を迎えるごとに、年齢ではなくレベルが1つアップするというふうに表現している。今年は「レベル40」に達した。

5月5日に妊娠と事務所設立を発表(中川翔子のXより)

出生名「しようこ」を「翔子」に改めて

 出生名は「しようこ」であったが、一昨年(2023年)、本名を芸名と同じ「翔子」へと改めることを家庭裁判所に申請して認められた。そもそも「しようこ」になったのは、出生時に「薔子(しょうこ)」にしようと役所へ届け出に行ってくれた叔母が、担当者から「薔」の字は人名に使えないと言われたため、怒って書類にひらがなで殴り書きしたところ、大きい「よ」の字で登録されてしまった……ということらしい。

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 晴れて改名が認められたのはよかったものの、ちょうど同じ年に結婚して苗字の変更で苦労したのに続き、改名によりさらに戸籍などを書き換えねばならず大変だったようだ(「TBS NEWS DIG」2023年11月23日配信)。ちなみに名前の「翔」の字は、子供のときから大好きな楳図かずおのマンガ『漂流教室』の主人公・高松翔からとったという。

5月5日に「レベルがあがった!」と投稿(中川翔子のXより)

 楳図かずおのファンになったのは5歳のときにさかのぼる。父親が「これを読まないと大人になれないぞ」と言って、水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』全巻とともに楳図の『赤んぼ少女』をプレゼントしてくれたのがきっかけだった。

 父・中川勝彦はビジュアル系の元祖とも位置づけられるミュージシャンであり、一部で熱烈な支持を集めた。絵を描くのが好きだったこの父の影響で、中川も幼少期から好んで絵を描くようになる。