キャンペーンは過去比4倍の売上で大成功

全国の未来屋書店の店頭で大きく展開

 キャンペーン期間は2025年1月11日から3月10日の2ヶ月間。けんごさんはTikTokなどで『いけない』の面白さを伝える動画を投稿します。

〈物語を読むだけでは、謎が解決しない〉
〈最後に写真を見ることで、謎が一気に解き明かされる〉
〈登場人物に対する印象も、一気に変わるはず〉
〈なんといっても、最終章の結末が……〉

 たたみかけるように迫ってくるけんごさんの言葉が、動画を見る者の心に突き刺さってきます。

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 そして、全国の未来屋書店の店頭では大型パネルをあしらい一等地で平積み展開、けんごさんの紹介動画をもとに施策を実施したのです。

 さて、その成果は? 未来屋書店の販促担当者はこう声を弾ませます。

「2ヶ月のキャンペーン期間中の売上冊数は8500冊弱。過去の同規模の仕掛けでは、3ヶ月で2000冊~3000冊の売上だったので、その4倍ちかくの数字となりました。購入層は10代から20代がメイン。まさに狙い以上の成果です。未来屋書店は理念の一つとして『これからの読書家の育成』を掲げていて、けんごさんと組むことでこの理念を一歩前進させることができたと思っています」