本当にマッチングアプリやろうと思ったときも
アンナ 病気をしてからは、心細いと思っていたので。このまま年を取って、最後は孤独死っていう感じがしたんです。ママもいつかはいなくなっちゃうし、百々果はアメリカに行っちゃうので。ひとりになるのはしょうがないけど、孤独死はイヤだなって思っていて。
「おひとり様、平気」みたいな感じでずっときましたが、「無理してる場合じゃないぞ」って。本当にマッチングアプリやろうと思ったときもありました。「結婚相談所に登録しようかな」って。
――ヨッチャンとの新婚生活はいかがですか。
アンナ ヨッチャンは、ものすごく綺麗好きなんですよ。彼の家を見た瞬間、うちの家は見せられないなって思いました(笑)。すごく大きいとかじゃなくて、美術館みたいなんですよ。ベッドメイキングもすごく綺麗だし。トイレにはハンドタオルがピラミッドみたいに畳まれていて。
しかも、いつ行っても綺麗なんです。合鍵を渡されているから、彼がいないときに行くこともあるんですけど、いつもキチッと整理されているんです。なんか、人が住んでいる感じがしない。
ヨッチャン 仕事柄、ホテルのデザインを結構やっているので、自分の家もこだわっています。でも、別に彼女は彼女っていう感じなので、僕みたいにきっちりしていなくてもぜんぜんいいんです。いずれは彼女の部屋っていうのを作ってそこは彼女のやりやすいように使ってくれたらなって。
アンナ でも、ヨッチャンと一緒にいると私も見習いたいって思いますね。綺麗にしようって。
――綺麗好きだったお父さんの辰夫さんと似ている部分もあるのでは。
