新曲のリリースで“パクリ”イメージを一掃
デビュー曲『Magnetic』のヒットでロケットスタートを切ったかと思えば、同時期に「実力不足」が指摘されたこともあった。その後、予期せぬ“お家騒動”に巻き込まれたことで苦しい時期も経験したILLIT。
しかし、ここ最近はぐんぐんと再評価されてきているのだという。
「『I’LL LIKE YOU』のリードトラックである『Cherish(My Love)』がヒット。米ビルボード『グローバル200』をはじめとする韓国国内外チャートで好成績を収めるなど、デビュー直後だけの一過性の人気ではないということを証明しました。また、この曲でILLITらしさを確立させたことで、“パクリ”イメージを一掃した。
事務所の騒動についても、韓国内の世論が変化してきています。2025年3月21日に裁判所が事務所側の『NewJeansについて、主に広告の活動に関して事務所側の許可なしでの活動を禁止する仮処分申請』を認めた頃からです。ILLITを応援する声も増えているようです」(韓国スポーツ紙芸能担当記者)
K-POPアイドルの人気を測る「学祭」での大きな声援
これと前後して、2025年2月頃には多くの大学から学祭のゲストに呼ばれたことも話題となった。韓国で大学の学祭といえば、K-POPアイドルの人気を測る場の一つだ。ソウルの私立大学に通う日本人学生は、筆者の取材にこんな話をしてくれた。
「僕たちの大学の学祭に2年連続で来てくれたのですが、去年とは反応が違うんですよね……。今年のほうが確実に声援が大きくなっていました。好意的な反応に変わった、とも言えます」
この大学での学祭では、公演前から学生たちが『Magnetic』を大合唱。
「これを舞台裏で聞いたイロハは、思わず涙していたといいます」(前出韓国スポーツ紙記者)
今後は日本での露出も増加
来月6月16日、ILLITは3枚目となるミニアルバム『bomb』でカムバック(=新曲のリリース。またそれに伴ったメディア露出期間のこと)する。日本での活動も精力的に行っており、2月には初となる日本オリジナル曲『Almond Chocolate』を配信したが、今後も多数の露出が控えている。
8月と9月には神奈川・大阪と2か所で日本での初単独公演を開催予定で、また9月にはK-POPガールズグループとして初めて「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025」に出演する。
韓国での経験を糧にした成果を、日本でどんなふうに披露してくれるだろうか。日本人メンバー、モカとイロハにはそんな点にも注目だ。
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