TikTokのフォロワー35万人を誇る人気インフルエンサーのりぃあんさん。広告代理店で働きながらライブアイドルも兼務している。今、キラキラした舞台に立つ彼女の過去は意外にも“陰キャ”でいじめにも遭っていたという。TikTokでは知ることができない本音を聞いた。(全2回の1回目/2回目に続く

会社員とライブアイドルの“二足のわらじ生活”を送るりぃあんさん ©深野未季/文藝春秋

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高1で変顔&リップシンクの動画が大バズり

――最初に動画を投稿したのはいつ頃でしょうか?

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りぃあんさん(以下、りぃあん) 高校1年生の頃ですね。当時はTikTokではなくミクチャ(MIXCHANNEL)っていうアプリを使っていました。その当時は配信アプリじゃなくて、今のTikTokのショート動画みたいなものです。

――最初にあげた動画の内容はどんなものだったのですか?

りぃあん 変顔です。自分では歌ってないんですけど、リップシンクみたいにしながら、ちょっと変顔してみたりっていう動画ですね。

――その動画がすぐにバズった?

りぃあん そうです、びっくりしました。“いいね”がすぐに何万とついて驚きました。趣味であげただけなのにって感じだったので。

 

「原宿を歩いたら、何十枚も名刺をもらって…」

――凄いですね。それで投稿を続けられたんですね。

りぃあん 当時は可愛い子が変顔しているギャップ動画がバズっていたので、自分もそういうのを見て、いっぱい動画をあげていました。

――動画で目立ちたいという気持ちは元々あったんですか?

りぃあん ずっと目立ちたかったです。小学生の頃からモデルさんとか好きでいろんなイベントに行っていたんですけど、そこでスカウトされたりもして。原宿を歩いてたら、スカウトの方から名刺とかを何十枚ももらうこともありました。