とくに大阪~東京間など、比較的短距離の利用で重宝する。私も一度乗った(けれど、さすがに腰が痛くなった)。隣の2区画で両親の間に小さな子どもが寝ており、持参のマットを敷いていた。これは上手な使い方だと思う。
サンライズ出雲・サンライズ瀬戸にはそれぞれ共用設備としてシャワールームが2カ所あり、うち1つはシングルデラックス車両、もう1つはソロ車両にある。シングルデラックスにはシャワーカードが付属している。その他の乗客は車掌さんや自販機からシャワーカードを購入して使う。ソロ車両のシャワー室は近くにミニラウンジがあるから、個室で眠る前に同行者と語らいの時間を過ごせる。飲料自販機はソロ車両とノビノビ座席車両にあるけれど、品数が少ない。
カシオペアは寝台特急の最上級を目指した。これに対してサンライズは寝台特急のサービス基準を底上げした立役者と言えるだろう。
「まるで自宅」だが、くつろぎすぎて「パンツ1丁」になるのは厳禁
私はサンライズ出雲とサンライズ瀬戸のどちらも好きで何度か乗っている。下り列車は東京駅を発車すると、賑やかな街を走って行く。窓の外には日常があり、こちらは個室寝台で寝そべっている。疲れた表情の人々を見るとちょっと優越感がある。
ただしくつろぎ過ぎてはいけない。とくにパンツ1丁はやめよう。1階席は途中停車駅のプラットホームから丸見えだ。
2階席もベッドと窓が同じ高さになり、やっぱり外から見えてしまう。パジャマとは言わないが、ジャージやスウェットパンツを持参したほうがいい。トイレやミニロビーに行くときに動きやすい。







