「ネタ」より「人柄」で笑いを取るスタイルへ

――「このままでいい」と割り切ったのはなぜですか。 

ゴー☆ジャス この格好をしている時は、たとえどこで写真を撮られても文句言えないじゃないですか。営業先で動画はNGだけど写真は撮っていいですよって言ってるんですけど、ステージ降りても見つけたら撮りたくなっちゃうじゃないですか。人ってそういうものだから。タレントさんなら「プライベートなので撮らないで」ってなるけど、僕の場合はこれ着てる限りずっとオンだから、どんな隙間であっても撮られても文句は言わない。こんな格好をしてるのが悪いんだから(笑)。

――悪くないです(笑)。それは宿命として受け入れるということですか。

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ゴー☆ジャス だってネタ数1個増やすよりも、シャッターチャンスタイムを作ったほうがみんなが喜ぶから。結局地球儀ネタなんて大体同じですからね(笑)。ダジャレ言って指さすだけなのでね。営業でもまず「写真撮ってください」って言うんです。みんな「え、いいの?」って驚くんですけど「きれいに撮ってくださいね」「ちょっとシュッとさせてXに上げてくださいね」って言ったほうがウケる。ネタより人柄で笑いを取るスタイル(笑)。

――エンターテインメントはお客さんあってのものだというのを、ゴー☆ジャスさんはいつも地球人に思い出させてくれます。

 

ゴー☆ジャス キャラクターとして覚えておいてほしいんですよ。これは僕が25年で培った上級テクニックなんですけれども、ステージを降りて会場を練り歩きながら地球儀を投げてもらう時に、ちょっと香水をつける。すると「あれっ、いい匂いする」って思うじゃないですか。その匂いで僕のことを覚えてもらう。面白かったっていう記憶は別に要らないんです。

――徹底している。

ゴー☆ジャス 「ゴー☆ジャスいい匂いした」っていうほうが僕の中ではうれしいし、引きがあるかなって。だって面白い人なんかめちゃくちゃいますからね。そことは張り合いません。

――それも徹底している。

ゴー☆ジャス 最近営業先でMCの方が「地球儀を使ったパフォーマンス」っていうんですよ。ネタではなくてパフォーマンス、それでも別にいい。何でもいいんですよ。それでお客さんがいてくれたら全然うれしいし。

ゴー☆ジャスはどんな子どもだったのか

――幼少期はどんなお子さんだったんですか?

ゴー☆ジャス アニメが好きでアニメばっかり見てました。ゲームは途中で取り上げられちゃったのでゲームはやってない時代です。アニメを見て、吹奏楽部も楽しんで。高校生の時に「アニメの声優になりたい」と思ったんですけど、結構な進学校に通っていたのもあってなかなか誰にも話せなかったです。

――福島県立磐城高校ですよね。元テレ東の佐久間宣行さんと同じ。