――現在、ご自宅の管理はどうしているのですか?
YUYU 管理人のおじいさんが1人、住み込みで管理してくださっています。管理人さんとは別に、お掃除をしてくださるお手伝いさんも2人います。
私も家を出たとはいえ、実家から徒歩数分のマンションに住んでいるから、サウナに入りに行ったり、ペットに会いに行ったりしていますよ。
自宅にスケートリンクを設置、家の中に日本庭園を造ったことも…
――そんな推定30億円の豪邸を建てた、YUYUさんのお父さんはどんな方なのでしょうか?
YUYU 「これをやるぞ」と決めたら、すぐに行動する人です。そして、その行動力が、想像の斜め上を行くんですよ。例えば、私が「スケートをやってみたい」と言ったら、スケートリンクに連れて行くのではなく、自宅にスケートリンクを作ってしまうような人です。
――ご自宅にスケートリンクを!?
YUYU 父にスケートがしたいと言ったら、「1週間待ってね」と言われて。その間に、海外で販売している自宅用のスケートリンクを購入して、業者の方に頼んで庭に敷いてもらったんです。
それ以外にも、「ゴルフをやりたい」と言った数日後に、プロ仕様のゴルフセット一式とシミュレーションのモニターが家に届いたことや、旅先で日本庭園を見て感動した私を見て、自宅に日本庭園を作ってくれたこともあります。
「水泳をやりたい」と言った時には、自宅にプールを設計しようとしてくれたのですが……。プールの重さでマンションが崩れる可能性があるということで、泣く泣く諦めていました。
父が突然「今からモナコにご飯食べに行くぞ」と…
――いろいろとスケールが違いますね。
YUYU あとは、国内外問わず、突然旅行に行くことも多かったです。土曜日の朝5時に、「今から沖縄にゴルフしに行くぞ!」と叩き起こされて、土日だけの弾丸ゴルフツアーに行く、なんてことは日常茶飯事でしたね。
――特に印象に残っている「突然の旅行」はありますか?
YUYU 一番印象に残っているのは、私が大学生の時に行ったモナコ旅行ですかね。夏休みで自宅にいたら、突然父から「今からモナコにご飯食べに行くぞ」と言われました。
――ご飯を食べるためにモナコへ……?
YUYU そうなんです。期間は2泊3日でしたが、日本からモナコへ行くのは飛行機で半日以上かかるので、モナコに滞在している時間は実質1日もなかったかもしれません。ご飯をたべて、あとは海をちょっと眺めるくらいで日本に帰りましたね。
撮影=志水隆/文藝春秋
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