――どんなタトゥーを彫っているんですか。
ゆいめろ 線が細くてかわいいデザインのものが多いです。逆に和彫りのような線が太くて力強いタトゥーは彫れないですね。風景写真みたいなリアル路線も苦手です。
そういう依頼をもらうこともあるんですけど、基本的には依頼を断るようにしています。力強いタトゥーを彫るのが得意な彫師さんを紹介していますね。
タトゥーって一生残るものだからお客様に後悔してほしくないので、自分の手に負えないジャンルの依頼は受けないようにしています。
「美人なのに全身にタトゥーを入れていてもったいない」
――SNSでの活動をしていてタトゥーに対するコメントはありましたか。
ゆいめろ 「美人なのに全身にタトゥーを入れていてもったいない」とか「温泉やプールに行けなくてかわいそう」みたいなコメントをもらうことはありますね。発信を始めた時は少しイラッとしていましたけど、最近はあまり気にならなくなりました。
わたしは全身に入れたタトゥーをかわいいと思っているし、温泉やプールに入る機会もほぼないんですよね。「勝手になんか言っているな」くらいの温度感です。
たまにSNSに書かれたコメントを読んだ母から「あれ大丈夫?」と心配の声をかけられることもあるんですよ。でも、わたし自身気にしていないので、あまりピンとこないんですよね。
――全身にタトゥーを入れていますが、外出する時に視線が気になったりはしませんか。
ゆいめろ 外出することがあまりないんですよ。外に出る時も服を着ていることが多いので、視線が気になることはあまりないです。もちろんたまにジロジロ見られることもありますが……。
自分の周りだけかもしれませんが、若い世代ではタトゥーはファッションの一部として受け入れられています。だからそういうことも少しずつなくなっていくんじゃないですかね。
――タトゥースタジオをオープンしてからどのくらいになるのでしょうか。
ゆいめろ タトゥースタジオをオープンして2年目です。いまは1日に2~3人の方にタトゥーを彫らせてもらっていて、これまでに700回くらい施術しています。お客様のほとんどが若い女性で、初めてタトゥーを彫る方もいますね。

