レンズと同じくらい、多くのユーザに影響しそうな懸念も…

 もう一つの懸念は「MagSafe」に対応していない可能性があることです。磁力を用いて本体背面に充電器やアクセサリを吸着できるMagSafeは、ボディの厚みを増す要因になっていることが明らかで、薄型化を図る上で省略となっても何ら不思議ではありません。

 もっともMagSafeは、最近まで販売していた「第3世代iPhone SE」でも非搭載でしたし、iPhoneの数ある機能の中でも「絶対に必要」という人と「なくてもまったく問題ない」という人、かなり両極端に分かれる機能です。とはいえ、MagSafeに対応している噂もあるので、もう少し情報が出そろうのを待ったほうがよさそうです。

この薄さを実現するため、「iPhone 17 Air」ではMagSafeを省略する──ということは十分に考えられます

 最後に、どのユーザにも影響が大きい点として、バッテリーの容量が2,800mAhとかなり少なく、現行のiPhoneよりも駆動時間が20%程度短くなる予想があることも見逃せません。バッテリーはスマホの重量に占める割合が大きく、また厚みにも影響を与えるため、薄型と軽量化のために容量を削減する話が出ても、なんら不自然ではありません。

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 これについては、背面に吸着できるバッテリー一体型ケースをオプションで用意する噂があります。駆動時間が短くなる問題を外付けのバッテリーで対処するわけです。「iPhone 11」の頃に存在した「Smart Battery Case」の再来で、そこまでするならばわざわざ「iPhone 17 Air」を買わず標準モデルを選んだほうがよい気もしますが…こちらについても、まだ現時点では不確定要素の多い部分です。