6月9日、芸能事務所「LDH」が人気ボーカル&コーラスグループ「DEEP」リーダーのTAKA(木村貴浩、41)の活動休止を公式ホームページで発表した。TAKAに関しては、5日配信の「週刊文春 電子版」が警察トラブルの存在を報じていた。事務所は活動休止の理由について、以下の通り説明を行っている。

 

「記事に掲載されている件に関しまして、本人からの報告を受けた直後に、弊社にて速やかに事実関係の確認を行い、謝罪と対応を行なっております。また、事実確認を行う中で、以前より精神的な不調を抱えていたことなども相談を受けました。今回の件を受けて医師の診断のもと、一定期間の治療と静養が必要との判断に至り、心身の回復と再発防止に努めるため、TAKAは当面の間、活動を休止することとなりました」

 

 一体、何があったのか。5日配信の「記事」を再公開する。

 結成16年目のボーカル&コーラスグループ「DEEP」が今、解散危機に陥っている——。その発端は、リーダーであるTAKAが4月22日に起こした警察沙汰だった。

 TAKA、YUICHIRO(43)、KEISEI(39)の3人で構成される「DEEP」は、EXILEらと同じ事務所LDHに所属している。2004年、EXILE ATSUSHIを中心に結成された4人組コーラスグループ「COLOR」の一員にTAKAが抜擢されたことから「DEEP」の歴史は始まった。

「DEEP」のリーダー・TAKA(事務所HPより)

「『DEEP』の前身となる『COLOR』は、2006年にTAKA以外のメンバーが脱退。同年に開かれた『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION』を経て新メンバーに選出された3名とともに、新生『COLOR』として再始動。2009年にはグループ名を『DEEP』に変え、同年10月にシングル『Endless road』でデビューしました」(芸能記者)

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 デビュー当時は4人組だったDEEP。メンバーのRYOが2018年に芸能界を引退し、現在は3人体制となっている。そんなグループのリーダーを務めているのがTAKAだ。

「2019年に10周年を迎えた『DEEP』は、新たなメンバーを求めてオーディションを開催。合格者3名を迎えた計6人で『DEEP SQUAD』を結成し、20年7月に配信シングル『Get With You』でデビュー。TAKAは、『DEEP』と『DEEP SQUAD』の2つのグループをリーダーとして牽引しています」(同前)

2020年にデビューした「DEEP SQUAD」(事務所HPより)

 福岡出身のTAKAは、高校を卒業後に上京。歌の基礎を学ぶため、ATSUSHIらが卒業している専門学校ESPミュージカルアカデミーに入学。卒業を控えていた2004年、ATSUSHIから声がかかり『COLOR』としてデビューした。

「TAKAは根っからのアニキ体質。歌にかける思いも熱く、『日本を代表するボーカルグループになる』と目標を掲げています。温かく包容力のある歌声が特徴的で、時には会場の雰囲気に合わせて、硬派に、力強く歌い上げることもできる。作詞も手掛けるなど多才で、メンバーからもファンからも愛されています」(同前)

 そんな“硬派なリーダー”が起こした深刻な警察トラブルとは一体何か。

 所属事務所のLDHに確認すると、次のように事実関係を認めた。

「このたびは、弊社所属の者による行為により、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。本件につきましては、本人からの報告を受けた直後に、弊社にて速やかに事実関係の確認を行いました。その結果、本人は極度の精神的ストレス下にあったこと、そして今回の行為が初めてである旨の報告を受けております」

 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、TAKAが起こしたトラブルの詳細、並びに事務所の回答全文を報じている。

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