3回目のデートで「脱毛症」を告白したら…

――なかなか難しいですよね。

葉月 そんな中で、とてもいい感じになった男性がいました。彼と一緒にいると楽しくて。3回目のデートで「言わなくちゃいけないことがあるの」と言いました。でも本人を前にしたらなかなか言い出せません。なんとか勇気を振り絞って、脱毛症であることを伝えました。

――どのような反応だったのでしょうか?

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葉月 「なんだ、そんなことか」と安心していました。さらに「もっと深刻なことかと思った」と言われました。他の人とは真逆の反応をする彼を見て、私も拍子抜けしてしまって。彼は、「実は不倫をしている」とか「子どもがいる」とか、そういう話かと思っていたそうです(笑)。

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――これまでにない反応だったんですね。

葉月 はい。彼の場合は脱毛症を告白したことで、逆にどんどんデートに誘ってくれるようになりました。一緒にいると穏やかな気持ちになりました。その後お付き合いをして、結婚をしました。脱毛症であることで、結婚生活の中で不便なこともやはり出てきます。でも、困ったことがあると、その都度彼と「どうするか?」を一緒に考えて、今では毎日楽しく過ごしています。

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