「以降、山尾氏は本名の『菅野志桜里』として、文筆活動に励んでいました。ただ、次第に国政復帰への意欲が芽生えてきたそうです。今回、勢いに乗る国民民主党からの出馬を表明しました。知名度を生かすため、旧姓の『山尾』姓で選挙戦を戦うこととなります」(政治部記者)

かつて“ジャンヌ・ダルク”と呼ばれた ©時事通信社

「静かに弔っていくつもりでいました。でも…」

 そんな山尾氏の振る舞いに憤っているのが、A子さんの親友たちだ。「週刊文春」の取材に、次のように訴えた。

「あの日以来、自分の心の中で静かに弔っていくつもりでいました。でも、あの人が何もなかったかのように表舞台に戻ろうとしていることを知って、許せないという思いが強く湧き起こってしまった。自分の行動がきっかけとなり、人の命が一つ失われているのです。それなのに、未だ説明と謝罪を避け続ける誠意のない人間に、国政に戻る資格はあるのでしょうか」

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 現在配信中の「週刊文春 電子版」ならびに6月12日(木)発売の「週刊文春」では、A子さんの親友たちの悲痛告発を掲載。夫も親権も奪われたA子さんが苦しんでいた姿や、涙が止まらなかった葬儀の様子、国政に再挑戦する山尾氏に伝えたいメッセージなどについて語っている。

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