――ただ、順風満帆だったはずが、うつ病に近い状況になった時期もあったと聞きました。
西元 友だちとの関係が少しだけこじれた時期に、イジメに遭っていた中学時代がフラッシュバックしたんです。
病院に行ったら「うつ病に近い状態」と診断されて、感情を言葉に代えて伝えにくい「失感情症」の可能性もあると分かりました。でも、高校生活では部活が支えになったし、それほど深刻にはならなかったですね。
――中学時代はお母さんとの関係が良くなかったそうですが、高校になってからはどうでしたか?
西元 中学2年生でイジメを打ち明けたときに「そんなんで学校に行けないなら、死ぬしかなくない?」と返されてから険悪だったんです。反抗期だったのもあって。
でも、「あの頃はゴメンね」とお母さんが言ってくれて、また、友だちのような距離感でしゃべれるようになりました。
「出会い系アプリでたくさん会ってました」高校時代に大人の男性と体の関係を持つように…
――部活に打ち込みながら、高校時代には出会い系アプリで色々な人と関係を持つほど「性に奔放だった」と過去のインタビューで明かしていました。
西元 大人の男性に興味があって、身近な大人や出会い系アプリで知り合った人と親しくなり、ご飯の延長線上で……みたいな感じでたくさん会ってました。通っていたのが女子校でしたし、出会いをなかなか作れなかったんです。
通っていた整骨院のお兄さんに「ご飯行こうか?」と誘われたときに「高校生だけど大丈夫?」と聞き返して、ご飯を食べに行った流れでしちゃった日もあります(笑)。
――(笑)。高校卒業後は1ヶ月だけ、大学にも進んだそうですね。
西元 進学率を気にする高校だったので、強制的に進学を決められました。中学時代にイジメで勉強できなかったぶん、勉強を頑張っていて。最高で学年9位を取るほどの成績だったので「これなら行けるよ!」と、先生が後押ししてくれたんです。
将来は「海外でも活躍できるダンサーになりたい」と進路を伝えていたんですけど、なぜか「英語の先生になりたい」とすり替わってしまって、大学の異文化交流学科に入学することになりました。

