――セクシー女優としての名義「西元めいさ」を、アイドルの活動でも使うきっかけはあったんですか?

西元 期間限定だったアイドルグループ・偽プランクスターズへの加入をきっかけに、やばきゅーぶという事務所に入ってからです。それまではキラキラ王道系のアイドルグループを転々としていたんですけど、ライブ中に客席へコオロギをまいたり、オタクに牛乳をぶっかけたりする環境に変わったんですよ。

 いわゆる炎上系のグループばかりの事務所で、面接でセクシー女優としての名義を隠さなければと思っていたけど、事務所の人が「そのままでやればいいじゃん。現役AV女優兼アイドルはおもろいから、ネタにしよう」と受け入れてくれたのをきっかけに、隠さなくなりました。

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アイドルグループ卒業後、「飲みに行こう」とDMが届いて…

――そして、やばきゅーぶ所属のJUGS MAFIAで約2年を過ごし、25年5月7日のワンマンライブで「アイドル人生は終了」と宣言したんですね。

西元 そうですね。ライブへのゲスト参加はあっても、グループのメンバーとしての活動には区切りを付けました。一番長く在籍したJUGS MAFIAでは大きなステージにも立って、やりきったんですよ。

 成長過程をがむしゃらに走るのが好きだし、このままではマンネリになってしまうと思ったのもあって、卒業を決めました。でも、JUGS MAFIAや現役時代から関わっていた道玄坂46さんの振り付けは、これからも続けます。

――グループ卒業後、Xでは「卒業したんだからDM返して」とメッセージを送ってくるファンに向けて、苦言を呈していましたが……。

西元 卒業までアイドルとファンの距離感で「めいさちゃん好き」と応援してくれた人が、急にすり寄ってきたんです。一般人になったと勘違いして「連絡返してくれてもいいんだよ」とか「明日から友だちになろう」と送ってくる人もいました。

 セクシー女優のオタクは紳士的で、AVに夢や幻想を抱いているのか一線を引いてくれるんです。でも、アイドルオタクはすぐに繋がろうとするし、卒業してすぐ「飲みに行こう」と誘ってきたメッセージを見て「だからオタクなんだよ!」と思いました(笑)。

 

「詐欺被害に遭っています(苦笑)」アイドル卒業後、元カレとのトラブルが勃発

――JUGS MAFIAからの卒業後にはXで「新しい道」を描いているとも、伝えていました。

西元 これといって、ハッキリとは決めてはいません。これまではアイドルの活動にほとんどの時間を費やしていたし、アイドルでなくなったら「とりえがなくなる」と思うほど必死だったんです。でも、ようやく落ち着いたので、日常生活でこれまでできなかったことをやってみたいなとは思います。

 その思いから最近、パンづくりをはじめたんです。やってみたら楽しくて、たまに出勤するメイド喫茶で振る舞ったりしています。