元夫、両親からは大反対された

――ご結婚にあたって、周囲の反応はいかがでしたか?

ハズム 僕の両親は、交際の段階から反対していて。電話で「今度プロポーズするかもしれない」ってやんわり伝えたら、人生で一番くらいの勢いでブチギレられました(笑)。学生時代はわりと大人しいタイプだったので、親に怒られることはほとんどなかったんですが、そのときは、「何言ってるの? 賛成できない!」って言われて、電話をブチッと切られて……。結局、両親にはちゃんと報告しないまま籍を入れました。

今年で31歳のハズムさん

めぐ 私は元夫から大反対されましたね。「そんな若い男、信用できない。絶対ダメだ」って、説教されました。

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――その後、ハズムさんのご両親には伝えたのでしょうか?

ハズム めぐさんが、芸人さんがMCを務める“年齢不詳の方を紹介する番組”に出演したんです。「この方は何歳でしょうか?」みたいな企画で、最後に「若く見られることで得したことはありますか?」と聞かれて。

めぐ その場の空気を読んで、「数週間前に17歳年下の彼からプロポーズされました」って答えたんです。

ハズム 母が仕事帰りの車でその番組を見ていたらしく、すぐに「テレビ見ました」ってLINEが来ました。何度か中目黒のお店でめぐさんに会ったことがあったので、「あ、あの人だ!」ってなったんだと思います。

 これはちゃんと話をしないといけないと思って、後日電話で「一度みんなで会いたい」と伝え、食事会をセッティングしました。

めぐ 私も娘がいるので、ハズムさんのご両親の気持ちはすごくよくわかります。いきなり17歳も年上の女性と結婚すると聞いて、しかも小学生の娘がいるとなると、簡単に受け入れられることではないですからね。

取材場所は、お2人の経営しているショップ『DAN』(中目黒)

――食事会はいかがでしたか?

ハズム 僕たち夫婦と娘、それに両親の5人でランチに行ったんですが、娘がすごく場を盛り上げてくれて。当時小学6年生だったんですけど、両親とも人見知りせず楽しく話していました。その姿を見て、母と父が最後に「いい家族だね」って言ってくれたんです。

めぐ 今ではご両親が頻繁に東京に来てくれて、私たちが出張の時は娘の面倒を見てくれたりしています。

ハズム うちの家は息子しかいなかったので、めぐさんのことを初めてできた娘のように可愛がってくれて、娘も初孫として大切にしてくれています。

――周りの友人やSNSの反応はいかがでしたか?

ハズム 友達の反応は最初は「うーん……」という感じでしたね。YouTubeで結婚報告をした時のコメントも、「40歳のおばさんとなんで結婚するの?」「金目当て?」「おばさんと結婚するメリットがわからない」など、いろいろ言われました。

――結婚にあたって、お二人は不安はなかったですか?

めぐ 私は全くなかったですね。

ハズム 僕は、結婚よりも交際を始める時のほうが不安でした。年齢差を感じることはなかったですが、小学生の娘がいることには葛藤がありました。娘のほうが歳が近いし、ドラマとかで再婚相手の連れ子から嫌われる話も見ていたので。でも実際に会ってみると娘の愛嬌がすごくて、心配は全くいりませんでした。そこは娘に救われた部分ですね。

 あとは強いて言えば、金銭面の不安はありました。