元夫、両親からは大反対された
――ご結婚にあたって、周囲の反応はいかがでしたか?
ハズム 僕の両親は、交際の段階から反対していて。電話で「今度プロポーズするかもしれない」ってやんわり伝えたら、人生で一番くらいの勢いでブチギレられました(笑)。学生時代はわりと大人しいタイプだったので、親に怒られることはほとんどなかったんですが、そのときは、「何言ってるの? 賛成できない!」って言われて、電話をブチッと切られて……。結局、両親にはちゃんと報告しないまま籍を入れました。
めぐ 私は元夫から大反対されましたね。「そんな若い男、信用できない。絶対ダメだ」って、説教されました。
――その後、ハズムさんのご両親には伝えたのでしょうか?
ハズム めぐさんが、芸人さんがMCを務める“年齢不詳の方を紹介する番組”に出演したんです。「この方は何歳でしょうか?」みたいな企画で、最後に「若く見られることで得したことはありますか?」と聞かれて。
めぐ その場の空気を読んで、「数週間前に17歳年下の彼からプロポーズされました」って答えたんです。
ハズム 母が仕事帰りの車でその番組を見ていたらしく、すぐに「テレビ見ました」ってLINEが来ました。何度か中目黒のお店でめぐさんに会ったことがあったので、「あ、あの人だ!」ってなったんだと思います。
これはちゃんと話をしないといけないと思って、後日電話で「一度みんなで会いたい」と伝え、食事会をセッティングしました。
めぐ 私も娘がいるので、ハズムさんのご両親の気持ちはすごくよくわかります。いきなり17歳も年上の女性と結婚すると聞いて、しかも小学生の娘がいるとなると、簡単に受け入れられることではないですからね。
――食事会はいかがでしたか?
ハズム 僕たち夫婦と娘、それに両親の5人でランチに行ったんですが、娘がすごく場を盛り上げてくれて。当時小学6年生だったんですけど、両親とも人見知りせず楽しく話していました。その姿を見て、母と父が最後に「いい家族だね」って言ってくれたんです。
めぐ 今ではご両親が頻繁に東京に来てくれて、私たちが出張の時は娘の面倒を見てくれたりしています。
ハズム うちの家は息子しかいなかったので、めぐさんのことを初めてできた娘のように可愛がってくれて、娘も初孫として大切にしてくれています。
――周りの友人やSNSの反応はいかがでしたか?
ハズム 友達の反応は最初は「うーん……」という感じでしたね。YouTubeで結婚報告をした時のコメントも、「40歳のおばさんとなんで結婚するの?」「金目当て?」「おばさんと結婚するメリットがわからない」など、いろいろ言われました。
――結婚にあたって、お二人は不安はなかったですか?
めぐ 私は全くなかったですね。
ハズム 僕は、結婚よりも交際を始める時のほうが不安でした。年齢差を感じることはなかったですが、小学生の娘がいることには葛藤がありました。娘のほうが歳が近いし、ドラマとかで再婚相手の連れ子から嫌われる話も見ていたので。でも実際に会ってみると娘の愛嬌がすごくて、心配は全くいりませんでした。そこは娘に救われた部分ですね。
あとは強いて言えば、金銭面の不安はありました。

