――金銭面の問題はどのように解消していったのでしょうか?
ハズム たしか付き合い始めた頃は、貯金が20万円くらいしかなかったんです。YouTubeはやっていましたけど、収入が安定しなくて。でも、めぐさんのお店でショップを始めてから、最初の1ヶ月で3000万円ほど売り上げがあったんです。
めぐ それに加えて、YouTube以外の仕事も増えてきて。結婚する頃にはかなり安定していましたね。
――めぐさんはシングルマザーの間、ずっと一人で育ててこられたんですか?
めぐ はい。元夫からは養育費をもらっていましたが、ギリギリの生活でした。ショップのオーナーになってからも収入が安定するわけではなく、1K6畳のボロボロの家に娘と2人で住んでいました。
部屋が狭くて、押入れで寝ているような感じでしたね。娘を育てるために、朝から夜までアパレルショップで最低賃金で働いていて。私の親は病気だったので頼れず、保育園に預けながらなんとか一人で育てていました。娘との時間もなかなか取れなくて、寂しい思いをさせてしまったと思います。
でも、ハズムさんと結婚してからは、広い家に引っ越せて、娘の部屋もできました。それに、娘と過ごす時間も増やせるようになりました。
「急に小学生の親になったので、最初はどう接していいかわからなかった…」
――娘さんの教育について、ハズムさんはどう関わっていましたか?
めぐ ハズムさんは私よりも厳しかったですね。ちゃんと向き合ってくれていました。娘が1歳の時に離婚していたので、やれることはやってあげたいと、私が甘やかしてしまった部分があって。それを指摘して、娘のために生活環境を整えてくれました。
ハズム 急に小学生の親になったので、最初はどう接していいかわからなかったんですけど、とにかく必要なことはきちんと言おうと思っていました。当時、娘は不登校気味だったので、学校に行けるように話し合ったり、金銭感覚もあまりちゃんとしていなかったので、そういうことも教えたりしました。
めぐ 月に1回、元夫に会わせていたんですが、その時にすごく贅沢をして帰ってくることがあって。普段行けないような高級なお店でご飯を食べたり、洋服をたくさん買ってもらったり。それはそれで良かったんですけど、少しわがままになりすぎてしまって。そこでハズムさんから「このままだとちょっとまずいかもしれないから、元夫に会わせてほしい」と言われて。
ハズム 僕としては娘の肉親には会っておいたほうがいいと思っていました。相手も不安でしょうし、一度ちゃんと話をしておきたかったんです。すぐにお店に来てくれて、僕の気持ちを伝えて、相手の思いも聞いて。その後は良い関係を保っています。

