2024年9月開業…あっという間に高田馬場の大人気店に

「立ち喰いそばうどん松石」は2024年9月にオープンしたまだ新しい立ち食いそば屋である。「白鳥」「吉田屋そば店」と立ち食いそば屋が消えていった高田馬場に久しぶりに誕生した店として大いに話題になった。しかも、茹で麺や、横浜の「天ぷらいわた」の天ぷらを使うなど、昭和のテイスト満載で、オールドファンにも喝采を浴びており、マスコミにも幾度となく登場。

 BS日テレの「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」の取材を受けて、塚地武雅さんは特大のサインを残しているし、BS朝日の「バナナマン日村が歩く!ウォーキングのひむ太郎」の日村勇紀さんも負けじとでかいサインを残している。 

塚地さんのデカいサイン
日村さんのサインも負けじと大きい

 数多くのメニューのなかでも大量のニラと玉子、肉がのった「スタミナそば」は衝撃的なうまさ。

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大人気の「スタミナそば」

 他にもピリッと辛い「肉カレーそば」、豚肉や鶏肉や牛肉を選べる「肉そば」、昭和テイストな「かき揚げそば」なども大人気。

出汁氷を作るキッカケはお客さんからのリクエスト

 石田さんが出汁氷を作ることになったキッカケがまた面白い。石田さんは生粋の立ち食いそばファンなのだが、冷しそばは食べたことがなかったという。アツアツのそばに夢中だったワケである。

 それが9月のオープン直後から、大勢のお客さんから「冷しないんですか?」「冷しお願いだから始めて!」と懇願されたという。もちろん熱波が原因である。それで、急遽10月1日から販売を開始したのだが、石田さんには納得できない部分があった。

「冷しといっても、氷で〆ても全然冷たくない。どうせならもっとギンギンに冷えたやつを作りたい」という思いがあった。それからというもの、頭の片隅からその課題が離れなかったという。それでは完成までの時間を追って第1段階から説明していこう。