レイプ被害者が、なぜレイプ加害者に?
ドーセは1959年、3人の兄弟と2人の姉妹がいる大家族に生まれた。
10代のころに父親が亡くなると、兄弟たちはルイジアナ州ゴンザレスで暮らし、母親と姉妹はテキサスへと移住した。真っ当な商売で家計を支える者もいたが、兄の1人は酒場で喧嘩に明け暮れ州立刑務所で数年の服役を経験。妹の1人は母親に児童売春を強要されて育った。
ドーセ自身も8歳のころ母親の不倫相手から性的暴行を受けるようになり、母親はそれを見てみないふりをした。アルコール依存症だった不倫相手の男は味をしめ、友人を加えて複数人でドーセへの凌辱を繰り返した。
ドーセが14歳のとき、母親はまた別の深刻なアルコール依存者と交際しており、ドーセはこの男にも力づくでレイプされる。こうした性的被害者は後に加害者となる確率が高く、ドーセもまた17歳のとき児童への性的虐待で逮捕されたが、母親が警察署内の人間と懇意にしていたため、警察記録からは抹消されていた。
少年期から習い始めた空手でめきめき実力を発揮し、やがて空手教室の講師に。が、その一方でドーセは詐欺を働いていた。ルイジアナ州立大学のロゴを無許可でプリントしたバンダナを1ドルで大量生産、衣料品チェーン店に2ドルで卸し、その金で車を購入。だが、非公式グッズは大量に売れ残り、負債を被った衣料品店はドーセを告訴して返金を請求していた。
そんな側面は微塵も出さないまま、ドーセは空手教室の生徒の中でも特にお気に入りだったジョディに牙をむく。
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