6月3日に亡くなった長嶋茂雄(享年89)と、セガサミーホールディングスの里見治会長(83)は、半世紀近くに及ぶ交友で知られる。その里見氏が「文藝春秋」8月号(7月10日発売)に掲載される「長嶋茂雄 33人の証言」で、知られざる秘話を明かしている。
長嶋茂雄はセガサミーホールディングスが主催する男子プロゴルフトーナメント「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」の大会名誉会長を2007年から務めていた。里見会長が明かす。
交わしていた❝約束❞とは?
「長嶋さんはアテネ五輪(2004年)の日本代表監督を野球人としての最後の大仕事と位置付けていました。その大役を果たした後は、晴れて私どもの男子プロゴルフトーナメント、セガサミーカップの顔として、オフィシャルな形で関わっていただく約束になっていました」
だが、2004年3月、長嶋は脳梗塞で倒れてしまい、アテネ行きを断念した。長嶋は次の北京五輪で代表監督を務めることを目指し、血の滲むような努力でリハビリに励んだ。
その姿を見た里見氏は長嶋との約束を一旦封印し、北京五輪の監督が星野仙一氏に正式に決まるまで、待っていたのだという。
長嶋と里見氏の知られざる交遊は深いものがあった。国民栄誉賞の受賞発表前夜の一幕や、ミスターの記念品の数々を売却したことを巡り、長男の一茂氏を一喝したことも明かしている。
詳しくは「文藝春秋」8月号、および「文藝春秋PLUS」(7月9日配信)に掲載されている「長嶋茂雄 33人の証言」をお読みください。
出典元
【文藝春秋 目次】永久保存版 戦後80周年記念大特集 戦後80年の偉大なる変人才人/総力取材 長嶋茂雄33人の証言 原辰徳、森祇晶、青山祐子ほか
2025年8月号
2025年7月9日 発売
1700円(税込)

