「3人でキャンピングカーで旅行しようよ!」勢太さんの決断に妻・かおるさんが見せた“意外な反応”
――なぜ、キャンピングカーで日本を旅したいと思ったのでしょう。
勢太 日本に戻ったあとは、スーツケースに荷物をつめて、ホテルをあちこち移動しながら旅行できたらいいかなと考えていたんです。でも、子どもが一緒なら、荷物を抱えて移動するのは現実的じゃない。そのときに、キャンピングカーで移動するのはどうかなって。
それに、実はずっとキャンピングカーで旅をすることに憧れていたんですよ。ただ、レストランを立ち上げてからは仕事が忙しかったし、シンガポールでは車が必要ない生活をしていたので、10年以上ほとんど車に乗る機会がなくて。
だから、「仕事を引退したら、かおると2人で大きめの車で旅に出れたらいいな」と漠然と夢見ていただけだったんです。
――その夢が、予定より早く実現することになったんですね。
勢太 そうなんです。日本に一時帰省したときにキャンピングカーがあると便利だなと思って、かおるに相談したんですよ。そしたら、「だったら完全に日本に移住して、3人でキャンピングカーで旅行しようよ!」って話がまとまって(笑)。
「24時間365日こはると一緒にいられる」幼い娘と車中泊することに不安はなかった
――生活がガラッと変わることへの不安はありませんでしたか?
かおる 私は英語もできないのに、「海外で暮らしてみたい」という気持ちだけでシンガポールに行くくらいなので、もともと新しいことに挑戦するのが好きなタイプなのかもしれません。だから勢太の提案にも、素直に「楽しそう!」と思えましたね。
勢太 かおるに提案する時、僕がすごく好きだった旅行系のYouTuberの動画を見せて、「こういうことができたら楽しそうじゃない」って話したんです。それで彼女もイメージが湧いたみたいで、すごく前向きに準備を進めてくれましたね。
――計画が一気に進んだのですね。実際に車を選ぶ際は、どんなことを重視されましたか?
勢太 車選びでは相当悩みました。実は最初は、キャンピングカーよりも手軽に購入できるハイエースを検討していたんです。でも、家族3人で何ヶ月、何年と車で旅を続けるなら、できるだけ車中泊する際の不便は取り除きたい。
そこでいろいろ検討した結果、設備がしっかり整っていて、荷物もたくさん運べるキャンピングカーに落ち着きました。
――小さなお子さんと一緒に車中泊をすることに、不安はありませんでしたか。
勢太 むしろ、24時間365日こはると一緒にいられる、僕たち親がいつでも面倒を見てあげられる、という安心感の方が大きかったです。
写真提供=「FULL TIME DADDY」
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