長年、編集に携わり、10万部を超えるベストセラーを60冊以上も企画してきた著者。こうした経験から培われた付加価値の作り方を紹介した本書がヒット中。
「著者は付加価値について講演活動をされていて、本書はそのレジュメを発展させたものです。付加価値がテーマの本は難しいものが多かったので、やさしく読み解けるものができれば若年層など新しい読者を獲得できるだろうと考えました」(担当編集者の碇耕一さん)
付加価値は新しく作らなくても、すでにあるものの中から見つけ、うまく伝えることが大事。それができれば、仕事にも人生にも役立つはずと説く。「損して得取れ法」など、著者独自のネーミングで具体的な付加価値作りのヒントも多数紹介されている。
「完成間近まで『あなたはこのカレーにいくら払いますか?』という書名でしたが、著者からの提案でこのタイトルに。ビジネス書のコーナーでケチャップの乗ったオムライスのビジュアルが目立つからか、多くの書店でPOP展開してもらえました。カレーにしなくてよかったです(笑)」
起業を考えている若い女性から「背中を押してもらえた」とか、定年間近の男性から「再就職に向けて自分の付加価値を見つけるのに役立った」といった声も。
「本書がチャレンジする人を応援できているのはうれしいですね」(碇さん)



