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市長に占める女性の割合トップは13.3%
ただし、地方自治体の「顔」である市区長に占める女性の割合を調べてみると、まだまだ「均等」とは程遠い状況だ。21の道府県では、女性市長はゼロ。
逆に女性比率トップだったのは岡山県。2008年に中国・四国地方では初の女性市長として当選した倉敷市長・伊東香織氏(現在3期目)、2016年に新見市長として初当選した池田一二三氏の二人だ。
また、総数でもっとも女性市区長が多かったのは東京都だった。現在、足立区、三鷹市、武蔵野市の3市区で女性が首長を務めている。
女性政治家は全国的にはまだ少数だ。しかし、徐々に女性議員は増えつつあるのも確かで、総務省調査では右肩上がりになっている。
国会議員のみならず、地方議会に女性議員が増えることは、既存のしがらみにとらわれず、多様な視点が取り入れられることになるだろう。その意味で、新しい法律はその一助になる。それは議会制民主主義の発展にも有効な手段になるはずだ。