ナンバーが白だろ! 早くどけろ!

 ものすごい形相でこっちを指さしながら、『そこは軽だろーっ!』って。その後ろで旦那さんと思しき男性が乗った軽が待っていたので、私がそこに入らなければ自分たちが入れたのに、ってことだと思います。

 無視して外に出ようとしましたが、女性は運転席のドアに思いきり身体を寄せてきて、降りられないようにしてきたんです。窓を開けて『これ軽ですよ』といっても、女性は『ナンバーが白だろ! 早くどけろ!』の一点張りで、まったく動こうとしません。

 旦那さんはポカンとした顔で見ているだけで、後ろに車も詰まってきて。そこでちょうど、少し先のスペースが空いたのが見えたので、もうさっさとそっちに停めました。

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 向こうは私がいたスペースに停めてからも、こっちに向かって『調子に乗るな!』とか、しばらく罵声を浴びせてきていました」

写真はイメージ ©AFLO

 当然、車検証上の種別が軽自動車なのであれば、ナンバーが白かろうと軽専用スペースを利用することに何ら問題はないはずだ。しかし「白いナンバーが軽専用スペースに停まっている」という状況そのものに対して、憤りを覚える人も少数ながらいるようである。

 実際に、SNSなどでは「普通車(登録車)に見られたくて白いナンバーにしたくせに、軽専用スペースに停めるのは矛盾している」といった投稿も見られる。

 次に紹介するのは、東京の西部で夫と5歳の息子と暮らす30代の飯田さん(仮名)。子どもが生まれるまで車を持ったことがなく、出産を機にムーヴキャンバスを購入したという。しかしその際、義両親から購入資金の援助を受けたことがトラブルにつながった。