2025年上半期、文春オンラインで反響の大きかった記事を発表します。皇室部門の第4位は、こちら!(初公開日 2025/06/27)。

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 第1子出産という慶事にも当初宮内庁はノーコメントを貫き、眞子さんと両親の亀裂は深まるばかり。じつは圭さんは眞子さんの成育過程を知って疑問を抱き、NYの知人に――。

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秋篠宮家が出産の公表を望んでいない

 今回生まれた子供は、将来の天皇の甥または姪ということになる。米国籍の人物が天皇の血縁者となるのは史上初めてのことだ。

 かつて周囲に「国と国とを結ぶ国際的な仕事がしたい」と夢を語った圭さん。その子供も、まさしく日米の懸け橋となり得るかもしれない。だが――。

 5月23日、紀子さま(58)のお姿は、大阪・関西万博の会場にあった。難病患者や家族を支援するイベントに出席されたのだ。同席した一般社団法人「日本難病・疫病団体協議会」代表理事の大黒宏司氏が振り返る。

「イベントでは患者家族や医師らで構成される3人1組の発表が10回行われましたが、紀子さまは最前列で、身を乗り出しながら熱心に聞いておられました。発表後に登壇者と懇談されましたが、とくに難病のお子さんを抱える家族には親身になり、とりわけ長い時間をかけてお話しされていたように見えました」

 平時と変わらぬご公務。そこに、初孫が生まれた喜びの色を見て取ることはできなかった。

「慶事にもかかわらず、宮内庁にお祝いムードは一切見られません」

 そう明かすのは宮内庁関係者だ。

「結婚で皇室を離れられた場合でも、たとえば3児の母となった高円宮家の3女・絢子さんの時は、出産のたびに宮内庁が公表していました。しかし今回、宮内庁はノーコメントを貫いている。出産報道後の5月22日、宮内庁長官の定例会見が開かれましたが、西村泰彦長官は出産報道について問われても『申し上げることはありません』と繰り返すばかりでした。出産の公表については各宮家に委ねられている。すなわち今回は、秋篠宮家が公表を望んでいないということです」(同前)

 秋篠宮(59)は圭さんの母・佳代さんの金銭トラブルをきっかけに、圭さんに不信感を抱いてこられた。圭さんとの結婚を強行した眞子さんとの関係も冷え込み、渡米以来、眞子さんとは没交渉とされる。

佳代さん

「眞子さんの渡米以降、秋篠宮さまも紀子さまも、お誕生日にあたって眞子さんの様子を聞かれても『本人が控えてほしいと言っている』と明かさなかった。眞子さんから“勝手に話さないで”と釘をさされるほど、秋篠宮ご夫妻と眞子さんとの溝は深まっているのです」(秋篠宮家関係者)