これは、第2回公判で、Aちゃんの担任が証人として出廷した際の、証言に対する反論であると思われる。さらに後日書かれた日記では、同担任が学校でイジメ等はなかったと証言していたことについて、あくまでもイジメはあったと主張する鈴香。その真偽は不明だが、彼女は〈(Aちゃんが)亡くなったからどうでもいいではやっぱり悔しいです〉と綴っている。
自殺を試みたが
○9月25日
〈ちょうど1ヶ月前の8月25日(土)私は最初は両手で、次にはタオルで首をしめました。理由は毎月生理はくるのにもう二度と血のつながった子供を抱けないのかと…
多くの人が私の極刑を望んでいるのも知っています。でも弟と母さんが待っていてくれる。好きな人もいます。
死んでしまいたい自分と生きていたい自分、どちらも本当の自分だと思っています。たった3人の為だけに生きていたい、間違っていてもそう思います。帰りたい。少しでも早く帰りたい。〉
鈴香が明かしているのは、自殺を試みたが、最後は思いとどまってしまったということ。同日の日記には〈何か少しでも不安になると悪い方へ悪い方へ考えてしまい、生きているのが嫌になる〉と自らの性格についても語る。
罪悪感というものがほとんど無い
○9月29日
〈Aはまだサンタクロースを信じていて、亡くなった後、部屋の片付けをしていたらサンタクロースあての手紙が出て来ました。「サンタさんまい年プレゼントありがとう、こんどのクリスマスもよろしくね」とあり涙が出ました。〉
○10月6日
〈母さん、生んでくれてありがとう
Y(*弟)、守ってくれてありがとう。先を諦めないで家庭を持って今度は家族を守って
2人共ありがとう、でももう気力が無いよ
死にたいよ、死刑になってもいい
辛い…
死刑になりたい
生きていけない
母さんとYの為に生きてなきゃと思うけどもう駄目です
ごめんなさい〉
○10月21日
〈苛々する。泣きたいのに泣けない。のどの奥に何かつまる様な感じがする。苦しい。