書いてもいいのか判らないが書く事にした。Bくんの事です。

Bくんに対して後悔とか反省はしているけれど悪い事をした。罪悪感というものが、Aに比べてほとんど無いのです。

御両親にしても何でそんなに怒っているのか判らない。まだ2人も子供がいるじゃない。

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今まで何も無く幸せで生きて来てうらやましい。私とは正反対だ。よかれと思って何かしても裏目裏目に出てしまった。正反対の人生を歩いてうらやましい。

そう思ってしまうのは悪い事なんだろうか?

もう駄目だ。前に進めない。道が続いていたとしても歩き続けることはできない。足を出そうとしても動けない。動きたくない。何をしてもうまくいかないだろう。だったら動かない方がいいもの…

辛い事も苦しい事も何もいらない。ただ静かにひっそりと生きたかった。それすらもかなわなかった。十分がんばって生きた。もういいだろう。〉

検事は「哀れな人」

自分の辛さを散々訴えた挙げ句、死にたいとまで綴る鈴香は、あろうことか、被害者であるBくんを殺害した罪悪感が無いと嘯(うそぶ)く。さらには、悲しみに暮れるBくんの両親に対して口にしてはならない言葉を並べ、羨みの感情を隠そうとしない。

鈴香による関係者への悪態はさらに続く。

○11月5日

〈検事は東京での公判の時私が泣いたのを親友が私の思い通りに話してくれなくて泣いたのだろうと言った。この人には一生私の気持ちは通じないと思った。Yさん(*Bくんの父)の言う通りの刑罰を望みますと言った。母と弟、私も泣いていた。検事は罪を軽くする為にそんな事を言ったのだろうと言われた。やっぱり検事は判ってない。それとも職業がら人の言葉を素直に受けとれず言葉の裏を考えるのだろうか? 哀れな人だ。〉

鈴香が反応不能を起こした刺激語

○11月6日

〈私は傷ついています。もう裁判なんてどうでもいいとさえ思っています。1人は辛い。何もいらなくなる。人の温もりを感じたい。寂しい。今すぐ家族の元へ帰れなければ死を選びたい。ギリギリの状態で今にもはちきれそうな感じです。家族の事を悪く言われるのに耐えられない私に挑発するように検事は母と弟をチクチクやるだろう。今から考えてもゾッとする。生きて帰りたい私と死にたい私。今は死にたい方が強い。ちょっとした隣の部屋の物音にも苛々する。怒鳴りたくなる。必死で我まんする。叫ぼうか迷った事もある。何も無いはずなのに苛々が止まらない。〉